ソーラークッカー

    今日、世界中で環境問題が騒がれていますが、その一つは地球温暖化で、ラダックの人里離れた小さな村から地球上の大きな都市まで影響しています。ジュレー・ラダックは環境にやさしいオルタナティブの方法と適正技術に関する意識向上のため、そして地球温暖化防止のためにラダックで自然に優しいソーラークッカーの普及を現地NGOと進めています。

高地であるラダックは一年を通して晴れの日が多く、太陽エネルギーを最大限有効利用することによって化石燃料の使用によるCO2排出などの開発問題を避けることが可能です。ラダックの綺麗な空気にCO2を排出する近代技術を導入する前に、この豊富な自然エネルギーをどう使っていくか考えていく方がラダックの人にとっても、環境にとっても良い結果となるでしょう。

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 ソーラークッカーとは?

    ソーラークッカーとは太陽の熱を利用した調理器です。ラダックでのジュレー・ラダックの活動では二つのソーラークッカーを支援しています。
一つはコミュニティソーラークッカーで、一つは
SK-14という家庭用ソーラークッカーです。



SK-14ソーラークッカーの様子


コミュニティソーラークッカー
コミュニティソーラークッカーの様子


どちらのタイプも太陽の熱だけで、野菜や豆、肉を使ったラダックの伝統料理の煮込みものを作れ、ご飯を炊いたり、チャパティを焼いたりすることができます。
また、調理面だけではなく、お湯を温めて洗顔などにも利用することができます。

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■ 2つのソーラークッカーの特徴

    コミュニティソーラークッカーの特徴は、台所の中で太陽光のエネルギーを使って調理できることです。台所の外に置かれた最小7平方メートルの大きな反射板が、北面の開口部を通して太陽光線を台所に反射し、第二の反射板が黒く塗られた鍋やフライパンの底に太陽熱をさらに集約して調理をします。SK-14ソーラークッカーはパラボラ型で直径は1m40cmです。パラボラ反射鏡で1点に集光するため比較的火力が強く、ガスコンロのような感覚で使えます。コミュニティソーラークッカーは30人から40人分の調理ができる大きなタイプで、SK-14ソーラークッカーは、5人から10人分の調理ができる家庭用タイプです。コミュニティソーラークッカーは鏡が反射板になっている一方、SK-14ソーラークッカーはアルミの反射板でできているため軽量です。太陽熱で得られる温度は400℃にも達し、短時間での調理が可能です。コミュニティソーラークッカーは、自動的に太陽の軌跡を追うために回転する機械的な時計仕掛けの機能が付いていますが、SK-14ソーラークッカーは手動で動かす必要があります。  

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■ ソーラークッカー設置によって期待できる効果

  • 燃料として使っている牛の糞を、燃やさないで畑の堆肥として使うことができる。
  • 動物の糞を集めずに放置しておけば、そのまま野生の薬用ハーブの肥料となる。
  • 希少な木を使う必要がなくなるので自然を残すことができる。
  • ガスを買う必要がないので交通費やガス代のお金が節約でき、長い道のりを重いガスを背負って運ぶ必要もなくなる。
  • 山を登って燃料のための牛の糞や枝を集める必要がなくなるので、特に女性への労力が減る。
  • 煙で肺や目の病気が起きる可能性が減る。
  • 調理の他、ただ温かい水を作ることにも利用できるので、洗濯や洗面にも大変役立ち、衛生面にも利点がある。
  
   プロジェクト概要
 
■ ジュレー・ラダックが支援している場所 (ピンクの色の場所が支援場所です)

    

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 ■ スキッドマンコミュニティソーラークッカープロジェクト 2007年度プロジェクト)


 スキッドマンはレーから車で約5時間の距離で、村の人口は
200人ほどの小さな村です。その村の山間の山頂付近のスキッドマンゴンパ(僧院)に、コミュニティソーラークッカーを設置しました。

スキッドマンゴンパ概観
スキッドマンゴンパ概観


30人程の尼僧や小坊主が住むこのゴンパでは、山奥で家畜もほとんどいないため、糞を燃料とも使えず、木の資源も乏しいため、調理のためには1週間に34本のLPG(液化石油ガス)が必要で、交通費も合わせて年間平均65,000ルピーもの費用がかかっていました。バスが通っている道路からロバで運ぶ場合もロバの運送費がかかり、またロバがいない場合は誰かが2時間の登り道を背中に背負ってこなければなりませんでした。

2006
年の11月にLEDeGの技術者がスキッドマンでソーラークッカーの設置場所や太陽エネルギー継続時間などの調査をした後、村人たちの協力の下、2007年の4月から設置に取り掛かり、キッチンなどの工事も全て完了したのは200710月でした。

20079月にジュレー・ラダックがスキッドマンゴンパに訪問した時は、まだキッチンが完成していませんでしたが、スキッドマンのリンポチェと呼ばれる高僧に感謝の意を伝えていただきました。現在は稼動して、調理やお湯をわかしたりするのに使用しています。

 

 ■ ザンスカールSK-14ソーラークッカープロジェクト 2008年度プロジェクト)


 ラダックの奥地、ザンスカール地方にあるリンシェという村で、家庭用のソーラークッカーを
50世帯に支援するプロジェクトをはじめました。

道路も通っておらず、レーからは歩いて片道5日ほどかかる、まさに隔離されたこのリンシェ村は、レー周辺より木が育ちにくく、資源も乏しく、生活環境が厳しい地域です。

ソーラークッカーを導入することで、ソーラーエネルギーを有効利用し、人々は希少な木、動物の糞を調理のために使う必要がなくなります。ソーラークッカーの所有権や持続性を得るために、資金の半分は村人から出してもらうことにしました。

また、村人はソーラーシステムを理解することで、環境問題の知識を得ることができ、さらに、この地域は観光客のトレッキングルートとしても人気があるため、ソーラークッカーによって観光客にも気づきの場を与えるモデルエリアとなることを目標としています。


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■ パートナーシップを結んでいるNGO   

   ジュレー・ラダックのスタディツアーでも訪れている、自然エネルギーなどを推進している
NGOLEDeGLadakh Ecological Development Group)とパートナーシップを結んでソーラークッカー支援プロジェクトをしています。

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■ 日本の協力団体

   日本ソーラークッキング協会
  ソーラークッキングの国内外における普及活動。ソーラークッカーを必要としている人達に向けた活動を実践しています。

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■ ラダックにあるソーラークッカーの一例

ジュレー・ラダックがスタディツアーで訪問しているNGOでも ソーラークッカーを使用しています。

※NGO WALで使用している SK-14ソーラークッカー
NGO WALで使用しているSK-14ソーラークッカー

※NGO SECMOLで使用している コミュニティソーラークッカー
NGO SECMOLで使用しているコミュニティソーラークッカー
   ソーラークッカー寄付募集
 
2008年度プロジェクトのザンスカールソーラークッカープロジェクトの寄付を募集しています。

 送金先

<郵便局>
 
 口座番号 00160-5-259992
  加入者名 JULAY LADAKH


※通信欄に「ソーラークッカー寄付」と書いてください。



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