ラダック 氷河の羊飼い
オンライン上映会
ジュレー!!
ジュレーはラダック語でこんにちは、ありがとう、さようならという複合的な意味をもつとっても便利な言葉です。
そしてラダックというのは、インドの北のヒマラヤ山脈とカラコルム山脈の間にあるチベット仏教が根付く文化圏の地域です。
小チベットと言われるチベット文化がそのまま残る場所で、標高3000m~4000mの高地で今でも持続可能な社会があり、倹約と助け合いの伝統や、環境に対する地域特有の知識を培うことで、豊かでたくましい暮らしが営まれています。しかし、鎖国が解かれ西洋の文化が1970年代に入ってきてそこから近代化の波が押し寄せます。そんなラダックですが、ラダック出身の監督が「氷河の羊飼い」という映画を制作し、公開しました。
この映画は、インダス川上流沿い標高4,300mにある農村ギャ村が舞台です。
2015年製作/インド/作品時間74分
舞台はインドの最北部、標高3500mのヒマラヤ山脈麓の高地ラダック地方の伝統的な農村。ラダック奥地の過酷な自然環境の中で、たった一人で数百頭の家畜たちと共に生きる、監督の姉ツェリンの暮らしを追ったドキュメンタリー映画です。伝統的で素朴な生活が営まれ、大自然の中、動物たちとたくましくも優しく生きる彼女の生き方から、命、自然とのつながり、人間の在り方について深く考えさせる作品です。世界最高峰のアウトドアドキュメンタリー映画祭BANFFマウンテン・フィルム・フェスティバルでグランプリを受賞するなど、インド国内に留まらず海外でも数々の映画賞を獲得し、高い評価を得ています。
◆「幸せを創れるのは自分の心だけ」◆
標高3500m、ヒマラヤの美しい山々に囲まれたラダックの大自然のなかで、たった一人だけで、ヤクのテントで山羊たちと暮らす羊飼いの女性ツェリン。彼女は、数百頭の山羊を引き連れながら、森林限界を超えたむき出しの大地を歩んでいきます。「意志あるところに道はあるものよ」と彼女は言います。遊牧民は、壮大な自然、そして家畜たちと向き合いながら、様々な決断を一人で行わなければなりません。日本のように、農耕民族として発展してきた集団主義的な価値観とは一線を画す個人主義的な習慣です。「すべては心次第なんだよ」。そこには、苛酷な自然のなかで生きるからこそ身につけることができた、清々しい生き方があるのです。
日時:2024年4月14日(日)19時~21時半
場所:オンライン(YouTubeで鑑賞していただきます)
料金:1000円
お申し込み方法:Peatixでお申し込みいただき、前日にYouTubeの
限定URLをお知らせします。当日のその時間からでないと
映画をご覧いただけませんのでご了承ください。
タイムテーブル:19:00 ご挨拶
19:10 「氷河の羊飼い」上映開始 限定リンクでYouTube に移動
20:30 オンラインにて感想シェア、交流タイム
21:30 終了
耳だけ参加も可能です。
映画上映後は皆さんで感想のシェアや交流のためZoomに戻ってきていただきます。
映画上映会を通して、持続可能な社会とは?ヒマラヤの奥地でどのような生活をしているのか?など参加者様と一緒に考えていきましょう。新しい目線が生まれるかもしれません。
皆様と画面上でお会いできますこと楽しみにしています。